経緯
使用するPCケースは面構えがオレ好みのOWL-603D(B)/N。
「PC水冷特攻編:敢えて専用クーラントを使用しない」の補足。テーマ・構想・希望は以下のとおり。
- 冷却性ももちろん、メンテナンス性も重視。
- 積極的にKoolance社製を採用すること(これは半ばヤケ)
- 水冷はCPUとVGAで2系統。
- 前面吸気・背面排気は、設置場所の都合で禁止(背面が壁)。側面吸気・側面排気とする。
- ケース内を整然とする(ホコリにまみれてもよい)
- 高さは620mm以下。幅は不問。
結果
で、完成系がこれ。明らかに作成途中なのだが、理由は後述。
要求に対する答えを要約すると
- 通常のPCケースのように、側面パネルは取り外し形式ではなく、蝶番を利用した片面開き。
- これは明らかにOWL-612-SLT/WCへのオマージュ。
- 扉開放時(メンテナンス時)にチューブを取り外さなくても済むように。
- 扉には加工が楽なアクリルを採用(なんとなくアルミはイヤ)。しかしシャーシ(OWL-603D(B)/N)に穴を開けるのがこれほど重労働だったとは。。スチールを甘く見てた。
- 扉面にポンプとリザーバを設置(強引にねじ止め)
- VGA系統は、VGA(GTX280)のみ冷却。冷却水にはビリオンスーパーサーモLLCを採用。これがまた甘ったるくて一気飲みしたくなる衝動に駆られる。ガマンしよう。
室温24.1℃で、GPU は39℃。ほぼ室温+15℃だから、冷却性能としては、まあ妥当なほうかな?
- 水冷チューブ以外は極力ケース内にぶら下げないようにした。その代償としてマザーボード裏側はスラム街みたくちゃっちゃった。
補遺
と、まあ強引には使えるようにはしたわけだが、以下反省と今後の展望
- 片面開きは確かにいいアイデアだったと思うけど、完全に閉塞できない。ポンプと、RAMの水冷チューブが干渉するため。
これ以上閉まらない(涙)。強引に閉めるとチューブがモゲる。
- ねじ止めするまえに両面テープによる仮止めで確認したときは、行けると確信したのだが。。設計ミスってヤツだな。
仮止めした際にはうまくいくと思ったのだが。
- アクリル加工は確かに楽だったが(粉塵さえガマンできればね)、強度に難あり。写真を見ればわかるが、ポンプ+リザーバ+ラジエータ+その他の加重を受けて撓んでいる。
- ケース内配線は再考の余地あり。特にFANコントローラ→ラジエータファンまでの経路確保に予想外の苦戦を強いられた(たんに設計考慮ミス)。ケース上面から垂れ下がっているドレッドヘアは、通常のファンケーブルにメッシュチューブを被せたもの。普段見えないところ(かつ頻繁にメンテしないところ)は、手を抜くのが長生きする秘訣(?)
メッシュチューブは意外と値が張るのだ
- このケース作成とは直接関係内が、CPU水冷系統側の冷却液がえらく濁ってる。たぶんラジエータ死亡(GM200やサーマルティクで酷使したからなあ)
腐食が始まっているCPU系統を全部入れ替えたら、もうこのケースを改造するのは止めよう。動けばいいや。
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